オリジナルTシャツ

ワンポイントTシャツ

学校行事、部活動、サークル、イベント、職場などシチュエーションはさまざまですがみんなで同じTシャツを着ていると一体感が出て格好良いですよね。最近ではファッションも多様化されているので「オーダーメイドで世界に立った1枚だけのTシャツを作りたい!」という方もいるのではないでしょうか?しかしいざ作ってみようとしてもサイトが多すぎて選びきれなかったりはじめての作業ばかりで疲れてしまいます。そこで、オリジナルTシャツを作成する際に押さえておきたいポイントをいくつかまとめてみました!

サイトの選び方

ハンガーにかけられた緑色のTシャツ

デザインから注文、発送までのすべてをネットで済ませることが出来るので場所を選ばなくてもいいのがメリットでもありますがオリジナルTシャツ専門のサイトが多すぎてどのサイトを選べば良いのか分からないですよね。

  • なるべく安く済ませたい
  • クオリティの高さを追求したい
  • まずはデザインの相談に乗って欲しい

など、自分のこだわりや要望に応えてくれそうなショップを比較サイトやランキング、snsのハッシュタグなどさまざまな検索方法を利用し最初からひとつのサイトに絞るよりも、まずはいくつかピックアップしてみましょう。

ネット上にはあからさまに安かったり個人で運営しているサイトもありますがここで注意しておきたいのが

”特定商品取引法に基づく表記”
“運営会社情報”
“個人情報保護法”
などが記載されていないサイトです。

これはオリジナルTシャツに限らず通信販売を扱うサイトを利用する際には気を付けておかなければならないことですが販売側の情報がわからないサイトは信用できないので避けた方がいいでしょう。
ほかにも“激安”が目立つサイトのなかにはありえないほどの激安価格で表示されていることもありますが、そのほとんどが”100枚以上注文した場合での1枚あたりの値段”であったりします。安さを重視してショップを選んだものの一度洗濯しただけで型崩れしてしまうような薄い生地で作られていたりプリントしたいはずのイラストや写真がボヤけてしまってはせっかくのオリジナルTシャツが台無しです。

普段お店で出来上がったものを購入していると当たり前すぎてあまり気にすることがないかも知れませんが生地、色、デザインのすべてを自分で選ばなければならないのでオリジナルTシャツを作成する前には最低限の確認作業が必要です。

Tシャツの着用画像であったり、生地の厚さや使用されている素材がわかるような画像や表記があれば安心できますが、Tシャツのみの画像では、なかなか判断ができません。

オリジナルTシャツを作成するのは自分ではなく業者さんなのでアイデアや要望を伝えきれないままでいると納得のいかないクオリティで届くことも考えられます。

利用するショップが親身になって相談に乗ってくれるのか、出来ないことに対しても、出来ないとハッキリ伝えてくれるのか実際に連絡を取ってみてから決めても良いでしょう。

どれも当たり前のことかも知れませんがオーダーメイドで作成するにあたって当たり前のことを妥協してしまうと、完成したときにすべて結果となって手元に届くのでまずは安心して依頼出来そうなサイトをいくつかピックアップし、信頼出来るサイトを選びましょう。

費用の目安

アフロヘアの男性

オリジナルTシャツの作成にあたって“何にお金が発生するのか”を、調べてみました。

まずは

Tシャツ

形や使用する生地。色によって異なりますがTシャツそのものに発生する費用の目安は1枚あたり500円前後です。

製版

Tシャツへシルクスクリーンプリントの作業を行う前に作成する“版”の費用です。この版がTシャツのデザインに必要な型となり、一色ごとに一枚の版が必要となるので使用する色が増えるごとに版代が掛かり、金額も高くなります。目安としては一枚、一色あたり3,000〜10,000円近く掛かるものもあり、高く感じるかもしれませんが色が一色増えるだけでも印象が変わるので、こだわりを反映してくれるポイントにもなります。

中には版代を無料にしているショップもありますが思うようにデザインすることが出来ない場合があるのでお勧め出来ません。しかし、節約を考えるのであれば色な数を少なくすることで出費を抑えることが出来ます。

プリント

デザインをTシャツへ印刷する時の、インクと作業にかかる費用です。デザインに使用する色が1色であれば、一枚あたり400円前後となります。10枚での注文になると一枚あたり300円前後と枚数が増えれば増えるほどプリント作業にかかる費用は安くなっていきます。

写真のプリント

文字やイラストではなく、写真を使用したオリジナルTシャツを作る場合は版代や上記に書いてあるプリント代は掛かりません。版を使わずに転写やインクジェットプリントという技術を使ってTシャツにデザインを反映させるので一枚につき100〜500円が目安です。近頃は誕生日やイベントに写真入りのオリジナルTシャツを着てサプライズ演出をする人が増えているので、よく見かけるようになりましたがくれぐれも著作権や肖像権にひっかからないように気を付けなければなりません。

送料

基本的にはTシャツの枚数関係なく、送料無料が多いようです。1枚のみでの注文に送料がかかったとしても500円前後です。

主にかかる費用として

  • Tシャツ
  • シルクスクリーン版
  • プリント
  • 送料

この4つの費用を合わせた合計金額が、必要な金額の目安となります。

2つの違い、特徴

シルクスクリーン版を利用したオリジナルTシャツと写真を利用したオリジナルTシャツの2種類を紹介させて頂きましたが一見、写真をそのままプリントしたTシャツの方がお得に感じられます。

しかし、シルクスクリーン版を用いたTシャツは発注する枚数が多ければ多いほど、1枚あたりの金額が安くなっていきますが転写を用いたTシャツは発注する枚数が多くても少なくても、1枚あたりの金額に変動が出ることはありません。

2種類のオリジナルTシャツのメリット、デメリットをまとめてみました。

シルクスクリーン版を用いたオリジナルTシャツ

メリット
  • インクが長持ちしやすく色落ちしにくい。
  • 基本的に一枚一枚が手作業で行われるので味わい深い仕上がりになる。
デメリット
  • 少ない数で作成すると費用がかかる。
  • 出来上がるまでの時間がかかる。

という特徴が挙げられます。

クラスTシャツなど、団体で利用する場合や、長期的に着用する場合はこの“シルクスクリーン版を用いたオリジナルTシャツ”がお勧めです。

写真を用いたオリジナルTシャツ

メリット
  • 少ない数からも手頃な費用で作成することができる。
  • フルカラー印刷が可能なので、使用する色の数を気にしなくていい。
デメリット
  • プリントするTシャツの素材や色が限られてしまう。
  • インクを直接Tシャツに染み込ませて作成するものがほとんどの為、色落ちが目立つ。

少人数でのイベントや一時的に利用する場合は、転写やインクジェットがお勧めです。

団体での作成であったり、期日が決まっていると細かい段取りを組まないといけませんがある程度のイメージ、用途が決まっているのであれば選択肢は絞りやすいのではないかと思います。

デザインの提案と注意点

帽子をかぶった女性

オリジナルTシャツを作成する上で欠かせないのがデザイン。

既に用意されたデザイン集のなかからデザインを選べるショップもありますが

  • イメージはあるけれど自分だけでは形にできない
  • 自分で決めたいけれどセンスに自信がない

という人のためにもオリジナルTシャツ専門のアドバイザーやデザイナーが在籍しているショップやデザイン料込みでオリジナルTシャツを作成してくれるショップもあります。

実際にお店まで行くことが出来なくてもラインやメールでのやり取りから完成のイメージ画像を作成してもらうことが出来ますが別料金がかかってしまう場合もあるので金銭面も相談しつつ、出来ないことはプロに協力してもらいましょう。

イラストやデザインが得意な人にとってこの工程はスムーズにこなせるかもしれませんが「手元に届いてからイメージと違っていた…」と、取り返しのつかないことになってしまうことだけは避けたいものです。

お店側にも伝わりやすくするためにもデザインツールが用意されているサイトを利用してみるなど、ご自身でサンプル画像を作成してから依頼すると良いでしょう。

そしてそのまま発注するのではなく実物サンプルを依頼し、ご自身で確認してみましょう。

色のイメージが自分で考えたものと用意されたものでは違っていることもありますし、大人数で同じデザインのTシャツを着用する場合は、男性用と女性用とでサイズ感やプリントの見え方が変わってしまうので色、生地、サイズ感、デザイン気になる部分や変更したい部分があれば、この時点で修正することが出来ます。

手間は掛かりますが、取り返しのつかない思いをする可能性はかなり少なくなるでしょう。

デザイン作業を進めて行く中での注意点

オリジナルTシャツをデザインする上で注意を払わなければならないことがあります。

それは

  • アニメや漫画に登場するキャラクター
  • ブランドのアイコンやロゴマーク
  • タレントや有名人の写真や名前
  • 曲のタイトルや歌詞
  • 本に書かれている文章

などを、無許可のまま利用することです。

著作権や肖像権のあるものを利用する際には権利を所有している人からの許可が必要です。

これらを無許可で利用すると権利侵害となってしまうので常識のある業者さんであればTシャツの製造を断るでしょう。たとえ、「自分たちだけしか著用しないから大丈夫」と思っていたとしても見つかった時に「知らなかった」では済まされません。

ショップによっては許可の確認を行ってくれますが、許可を取らないまま作成してしまうと販売することが目的ではなかったとしても違法行為になり罰則受けるリスクを背負ってしまうことになるのであくまでも“オリジナル”に特化したデザインを提案しましょう!

注文から到着まで

ドレッドヘアの男性

“この日までに必ず届いて欲しい!”学校行事やイベントの為にオリジナルTシャツを作成したもののいつ手元に到着するかわからないままだと不安になってしまいますね。

お店に直接行くことが可能であれば最短で当日手に入れることが出来ますがオリジナルTシャツの大半はネットでの注文になります。

ゴールデンウィーク、お盆、年末年始など連休を含む月は、お店の営業日を確認し、納期が決まっている場合は発注する前に報告しておくのがベストです。

しかし、枚数やデザイン、使用する色によって値段が変わるように時期によっては到着までに掛かる時間も変わります。

イベントが増える繁忙期になると最短で手元に届くことが難しくなってしまうのでサンプルの確認作業の時間も含め、1ヶ月以上の余裕は持って注文しておくと直前になって焦らずに済むでしょう。

ショップによっては早期割引もあるので、早いうちから注文しておくとお得ですね。

オプションについて

シルクスクリーンプリントに使用した版は保管しておけるので再び、同じデザインのオリジナルTシャツを作成することが可能です。版をデザインする時間を省くことは出来ますが、注文枚数が少ないと、最初に注文した時よりもかかる費用が高くなってしまいます。ショップによっては保管の期限があるので半永久的に残しておくことを望むのであれば保存期限の確認が必要です。

包装

“袋詰め代”や“たたみ代”といってTシャツを綺麗に畳んで袋に入れる作業にかかる値段です。送料と同じく、基本的にサービス料に含まれていますが別途かかる場合は1枚あたり50円前後が相場です。

特殊加工

ラメや蛍光インクを使用する場合、版の費用とは別に50円~300円ほどかかります。ただし、使用出来る生地や色が限られてしまうので、確認が必要です。

オリジナルTシャツを作成する上でのポイントや知識をいくつか紹介させて頂きましたが馴染みのない作業が続くと疲れますし、いくら注意を払っていたとしても全てがうまくいくとは限りません。どうしても納得のいかないクオリティで届いてしまった場合はきちんと伝えましょう。

“ここだけは外せない”というポイントを絞っていきながら作業を進めていくとスムーズです。あなたのアイデアが再現されたオリジナルTシャツが完成しますように!


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